空き巣は玄関よりも、人目につきにくい庭側の窓や勝手口を狙うケースが目立ちます。塀や植栽で近隣からの視線が遮られるうえ、在宅中でも物音に気づきにくいためです。この記事では、庭の侵入を検知するセンサーにどんな種類があるか、死角になりやすい場所の見分け方、設置で失敗しないポイントを整理します。

庭が侵入の死角になりやすい理由

警察庁の統計(令和4年)によると、一戸建て住宅への侵入窃盗の侵入口は「窓」が53.5%、「玄関・表の出入り口」が21.3%、「その他の出入り口(裏口など)・非常口」が15.5%です。窓と裏口・勝手口を合わせると約7割が、庭やその周辺に面した開口部から侵入している計算になります。

庭は道路から見えにくい分、侵入者にとっては作業時間を確保しやすい場所でもあります。財団法人都市防犯研究センターの調査では「侵入に5分以上かかると約7割が断念する」とされており、この「5分の壁」を庭側でどう作るかが対策の軸になります。

庭のどこが死角になっているか、まずチェックする

センサーを選ぶ前に、自宅の庭でどこが死角になっているかを確認します。次のような場所は侵入者が身を隠しやすく、センサーの検知範囲からも漏れやすいポイントです。

  • 腰より高い塀・フェンスで道路や隣家から見えない区画がある
  • 背の高い植栽・物置・エアコンの室外機が窓の前に置かれている
  • 勝手口や裏庭に照明がなく、夜間は真っ暗になる
  • 足場になりそうなプランター台・自転車・エアコン室外機が窓の直下にある

これらの場所を先に洗い出しておくと、センサーをどこに何台設置すればよいかが具体的に決まります。

庭の防犯センサー3タイプ比較

タイプ 価格帯(本体) 検知方法 通知先 電源
人感センサーライト 2,000円台〜5,000円台 人の動き(光と音で威嚇) 通知なし(現場で点灯・鳴動のみ) ソーラー/電池/コンセント
屋外用センサーカメラ 5,000円台〜15,000円台 人の動き+映像記録 スマホアプリに通知 ソーラー/電池/コンセント
屋外対応マグネット・振動センサー 2,000円台〜(単体) 開閉・振動検知 本体アラームまたは連携アプリ 電池が中心

※価格は2026年10月時点の一般的な市場価格帯の目安です。商品ごとに幅があるため、購入前に最新の販売価格を確認してください。

人感センサーライト:まず庭に1台あるかどうかが分かれ目

人の動きを検知して自動点灯するタイプです。コンセントがない庭でも使えるソーラー式が主流で、工事不要で置くだけ、または壁に固定するだけで設置できます。通知機能はないため「侵入を記録する」用途には向きませんが、不審者に「見られている」と感じさせる威嚇効果が目的です。

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屋外用センサーカメラ:記録と通知を両立させたいなら

人感センサーとカメラが一体になったタイプで、動きを検知するとスマホに通知が届き、映像も記録できます。庭の出入り口・勝手口・物置の前など、複数箇所をカバーしたい場合はこのタイプが中心になります。IP65以上の防水防塵表記があるモデルを選ぶと、屋外での雨風に対する耐久性が安心です。

屋外カメラの選び方は 防犯カメラ おすすめ 屋外用10選【2026年版】 でタイプ別に詳しく解説しています。

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マグネット・振動センサー:勝手口や物置の「開閉」を検知する

庭に面した勝手口・物置・フェンスのゲートなど、開閉そのものを検知したい場所に向いています。開くとアラームが鳴る単体タイプと、スマホに通知が来る連携タイプがあります。庭の奥まった場所は電波が届きにくいこともあるため、購入前に通信方式(Wi-Fi・Bluetooth)の到達距離を確認しておくと失敗が減ります。

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ホームセキュリティ会社のセンサーは庭まで届く?

関電SOSをはじめとするホームセキュリティ会社のセンサーは、基本的に「窓」「勝手口」「玄関」など建物の開口部に設置するタイプが中心です。関電SOSの公式サイト(2026年10月確認)で案内されているセンサー類も、SOSワイヤレスマグネットセンサー(開口部の開閉検知)やSOSパッシブセンサー(室内の人の動きを検知)が主体で、庭の敷地内そのものを面で検知する専用製品の記載は見当たりませんでした。

つまり「庭に人が入った瞬間」を検知したいなら前述のDIYセンサー、「庭を通って窓や勝手口に手を掛けた瞬間」を確実に検知し、24時間の警備員駆けつけにつなげたいならホームセキュリティ会社のセンサー、という役割分担になります。両方を組み合わせると、庭の死角と建物の開口部の両方をカバーできます。

関電SOSは関西・近畿圏(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)限定のサービスで、レンタルプランは初期費用0円・月額3,300円〜(セット割、通常5,940円)、買取プランは初期費用247,500円・月額550円〜(セット割、通常3,190円)です(2026年10月時点、キャンペーンは2027年1月11日まで)。対応エリア外の方や、エリアを気にせず検討したい方は 関電SOSホームセキュリティの評判・口コミ・料金 で詳細を確認してください。

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死角を減らす設置のポイント

  • 検知範囲の死角を歩いて確認する:センサーライトやカメラは検知範囲の端で感度が落ちます。庭の四隅に立ってみて、どこからなら検知されずに窓まで近づけるかを実際に歩いて確認します。
  • 誤作動の原因を事前に減らす:隣家の照明、道路を通る車のライト、小動物の通過は誤作動の主な原因です。設置前に数日仮置きして、不要な点灯・通知が多すぎないか確認してから固定します。
  • 電源切れを放置しない:ソーラー式は日当たりが悪い場所だと蓄電不足で夜間に作動しないことがあります。電池式は定期的な残量チェックを習慣にします。
  • 照明と音の両方で威嚇する:センサーライトだけだと光に慣れてしまう場合があるため、アラーム音が出るタイプや防犯ステッカーとの併用で威嚇効果を高めます。

センサーライトの設置を誤ると逆に死角を作ってしまうこともあります。詳しくは 防犯センサーライトは逆効果?危険な落とし穴と正しい設置方法 で確認してください。ベランダ側の死角が気になる方は ベランダから侵入される?2階以上でも油断できない防犯カメラの選び方 も参考になります。

庭の防犯センサーの選び方

選び方の基準は「記録が必要か」「電源が確保できるか」「通知を受け取りたいか」の3点です。威嚇だけで十分ならセンサーライト、留守中の様子を映像で確認したいならセンサーカメラ、勝手口や物置の開閉だけ押さえたいならマグネット・振動センサーが基本の組み合わせです。二世帯住宅や実家との同居で庭の管理が分かれている場合は、死角になりやすいポイントが増えます。二世帯住宅・実家同居で見落としがちな防犯の死角とは も合わせてチェックしておくと、庭以外の死角も一度に洗い出せます。

電源のないオープンな庭にはソーラー駆動の製品が向いています。コンセントがない場所にも。ソーラー防犯カメラの選び方とおすすめタイプ で設置場所別の選び方を解説しています。

DIYセンサーとホームセキュリティ、どちらから始めるか

比較項目 DIYセンサー(Amazon等) ホームセキュリティ会社(関電SOS等)
初期費用 1台2,000円台〜購入のみ 0円〜(レンタル)/247,500円〜(買取)
月額費用 基本なし(通信費のみ) 550円〜(買取・セット割)
異常時の対応 自分で現場確認・通報 警備員が駆けつけ、必要に応じて警察・消防へ通報
対応エリア 全国どこでも設置可 関電SOSは関西・近畿圏限定
向いている庭の状況 庭全体を自分の目で監視したい 窓・勝手口まで含めて丸ごと任せたい

まずは費用を抑えてDIYセンサーで庭の死角を埋め、物理的な侵入リスクが高い窓・勝手口については、エリア内であればホームセキュリティ会社の駆けつけサービスを併用する、という2段構えが現実的な進め方です。

庭の防犯センサーに関するよくある質問

Q. 雨の日や強風の日でも誤作動しませんか?

屋外用として販売されているモデルでも、雨粒や揺れる木の枝で誤作動することがあります。防水防塵表記(IP65以上)があるか、感度調整ができるモデルかを購入前に確認してください。

Q. 複数台のセンサーを連携させることはできますか?

同一メーカー・同一アプリに対応したシリーズであれば、複数台を1つのアプリでまとめて管理できる製品が多くあります。庭の広さに応じて台数を増やす前に、連携対応のシリーズかどうかを確認しておくと後から買い直す手間を避けられます。

Q. マンションの共用部に面した庭(専用庭)にも設置できますか?

専用庭であっても管理規約で外観変更や設置物に制限がある場合があります。工事が必要なタイプを設置する前に、管理組合やオーナーへの確認を済ませておきましょう。

まとめ:こんな人におすすめ

庭側の窓や勝手口が道路から見えにくい、植栽や塀で死角ができている、庭に人が立ち入ってもすぐには気づけない。こうした状況に当てはまるなら、まずはソーラー式のセンサーライトかセンサーカメラを1台設置し、検知の死角がないか実際に試すところから始めます。より本格的に窓・勝手口までカバーした24時間体制を組みたい場合は、関電SOSのような地域密着型のホームセキュリティと組み合わせる方法もあります。

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