別荘の防犯対策。長期不在でも安心な見守り方法【2026年】

週末しか使わない別荘やセカンドハウスは、平日はもちろん、シーズンオフには数か月単位で誰もいない状態が続きます。郵便受けに新聞や郵便物が溜まる、雪が積もったまま人の出入りがない——こうした「不在のサイン」は空き巣にとって格好の目印になります。この記事では、セコムの空き家対策サービスの料金・仕組みと、自分で導入できる見守りカメラの選び方を、公式情報をもとに整理しました。長期不在でも安心できる防犯対策を具体的に検討したい人向けの内容です。

別荘が空き巣に狙われやすい理由

別荘やセカンドハウスは、住宅街の持ち家と比べて「不在であること」が周囲から判別しやすい環境にあります。郵便受けの投函物が数週間分溜まっている、庭木が伸び放題になっている、雪国であれば敷地に足跡がまったくないといった状態は、誰も出入りしていないことを外から一目で伝えてしまいます。

さらに、被害が発生しても発見までに時間がかかる点も大きなリスクです。都市部の自宅であれば数日以内に異変に気づけますが、次に訪れるのが数週間後・数か月後という別荘では、侵入や設備トラブルが起きても発覚が大幅に遅れます。窓が割られたまま雨風にさらされ、被害がさらに拡大してから気づくケースも珍しくありません。

別荘の防犯対策 3つの選択肢

別荘の防犯・見守り対策は、大きく分けて「機械警備による24時間監視」「人的な見回り・維持管理」「自分で設置する見守りカメラ」の3種類に整理できます。それぞれ費用感と対応できる範囲が異なるため、まず全体像を比較します。

対策 月額目安 初期費用目安 対応エリア できること
ホームセキュリティ(セコム) 8,470円〜(レンタル)/5,170円〜(買取) 工事料69,960円+保証金20,000円/474,760円(買取) 全国 侵入・火災を24時間監視し、異常時は駆けつけ対応
あんしんサポート(見回り・通気通水) 10,450円〜(月1回訪問)/単発3,300円〜 なし(セコム契約者向けオプション) 首都圏・近畿圏・愛知県の一部 建物劣化の防止、郵便物回収、状況確認レポート
見守りカメラ(自分で設置) 実質0円〜(通信費のみ発生する製品もあり) カメラ本体代のみ 全国(通信環境に依存) スマホでいつでも映像を確認、動体検知の通知

※2026年8月時点。料金は公式サイト掲載情報をもとに作成。プランや設置条件により変動します。

セコムの空き家対策サービス——料金・仕組み

セコムは戸建て向けホームセキュリティに加えて、空き家・別荘専用の対策ページを設けています。柱になるのは「センサーによる24時間の遠隔監視・駆けつけ対応」と、「あんしんサポート」による現地スタッフの定期訪問の2つです。

ホームセキュリティ本体の料金

侵入検知・火災検知・駆けつけ対応が含まれる基本システムは、通常の戸建て向けプラン「セコム・ホームセキュリティNEO」と同じ料金体系です。

プラン 月額(税込) 初期費用(税込)
機器レンタル 8,470円 工事料69,960円+保証金20,000円(契約満了時返却)
機器お買い取り 5,170円 474,760円(工事料込)

扉・窓センサーが不法侵入を検知すると全国約2,500カ所の拠点からセコムの緊急対処員が駆けつけ、必要に応じて警察へ通報します。火災センサーによる異常検知にも対応し、盗難保険として現金・貴金属・美術品などは50万円、家財は最大200万円まで補償。建物損害時は修復費用見舞金として最大100万円まで補償します。契約期間は当初5年間、以後1年ごとの自動更新です。※2026年8月時点

「あんしんサポート」——通気・通水・見回りの料金

ホームセキュリティ契約者向けのオプションサービスで、月1回の換気・水出しによる建物の劣化防止や、ポスト投函物の回収を代行します。長期間人の出入りがない別荘では、配管の乾燥によるパッキンの劣化や、湿気による建材の傷みが起こりやすいため、こうした定期メンテナンスの意味は大きくなります。

サービス内容 料金(税込)
長期不在宅サービス(月1回の通気・通水・投函物回収) 10,450円〜/月
ポスト投函物回収(単発) 3,300円/回
家の見回り(単発) 3,300円/回
簡易清掃オプション 1,100円/回
投函物転送オプション 1,650円+送料/月

注意したいのが対応エリアです。「あんしんサポート」の長期不在宅サービスは、首都圏・近畿圏・愛知県(一部地域を除く)に限定されています。ホームセキュリティ本体(侵入・火災の遠隔監視)は全国対応ですが、現地スタッフが訪問する見回り・通気通水サービスは提供エリア外だと利用できません。軽井沢・那須・山中湖・蓼科などの人気別荘地は該当地域に含まれない場合があるため、契約前に自分の別荘の所在地が対象エリアかどうかを公式サイトまたは営業担当に必ず確認してください。※2026年8月時点

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自分でできる見守りカメラの選び方

本格的な機械警備までは考えていない、まずは映像だけでも確認したいという場合は、見守りカメラの自主設置が現実的な選択肢です。ただし別荘は「自宅のWi-Fi」や「常時通電」を前提にできない点が、都市部の住宅と大きく異なります。

通信環境がない別荘には「SIM内蔵型」

光回線もモバイルWi-Fiルーターも置いていない別荘では、SIMカードを挿すだけで単体通信できる4G/LTE対応カメラが選択肢になります。工事不要でコンセントに挿すだけで設置でき、外出先のスマートフォンから映像を確認できます。通信量は製品によって無料データ枠が用意されているものと、月々の通信契約が必要なものがあるため、購入前にランニングコストを確認してください。

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電源が落ちる別荘には「バッテリー+ソーラー型」

冬期にブレーカーを落とす、電気契約を休止するなど、滞在時以外は電源が使えない別荘も少なくありません。この場合は充電式バッテリーで駆動し、専用のソーラーパネルを組み合わせられるタイプのカメラが向いています。日照条件が良ければソーラーパネルで充電を維持でき、頻繁に現地へ行けなくても充電切れによる監視の空白を防ぎやすくなります。

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見守りカメラだけでは補えないこと

見守りカメラは「異変に気づける」手段であって、「駆けつけて対処する」手段ではありません。侵入の様子が映像で確認できても、現地から数十〜数百キロ離れた別荘に自分がすぐ向かうのは現実的ではないケースがほとんどです。実際に駆けつけ対応や警察への通報代行まで含めて備えたい場合は、カメラ単体ではなくホームセキュリティとの併用を検討してください。

別荘の防犯対策 選び方チェックリスト

1. 立地の気候リスクを踏まえる

豪雪地帯や台風の通り道にある別荘では、積雪や強風による停電・通信障害が起こりやすくなります。バッテリー駆動時間や、通信が途切れた際の再接続の仕組みも確認しておくと安心です。

2. 通信環境を事前に把握する

現地に固定回線があるか、携帯電話の電波が安定して入るかを事前に確認してください。電波状況が悪いエリアでは、SIM内蔵カメラでも映像確認が遅延・途切れることがあります。

3. 窓・鍵の物理的な対策も併用する

カメラやセンサーはあくまで「検知・通報」の手段です。侵入そのものを防ぐには、防犯フィルムや補助錠との組み合わせが効果的です。窓ガラスの飛散防止・破壊抑止については、関連記事「防犯フィルムの効果とDIY施工の注意点」も参考にしてください。

4. 近隣・管理組合との連携を確認する

別荘地によっては管理事務所や自治会が巡回・郵便物管理を代行してくれる場合があります。セコムの「あんしんサポート」が対応エリア外でも、地元の管理サービスで代替できないか確認する価値があります。

5. 補償・保険の内容を確認する

ホームセキュリティの盗難補償・建物損害補償に加えて、火災保険や地震保険の適用範囲も見直しておくと、万一の被害に対する備えが二重になります。セコムの評判・料金の詳細は、専用記事「セコムの評判・口コミ・料金を徹底解説」でまとめて確認できます。

まとめ:こんな人におすすめ

こんな人に おすすめの対策
侵入・火災の駆けつけ対応まで備えたい セコムのホームセキュリティ(全国対応)
建物の劣化・郵便物もまとめて管理したい(首都圏・近畿圏・愛知県) セコムの「あんしんサポート」併用
まずは低コストで映像確認だけしたい SIM内蔵型・ソーラー型の見守りカメラ

別荘は「離れているからこそ」異常の発見が遅れやすい住まいです。まずは自分の別荘が置かれている通信環境・電源環境・エリア制限を整理したうえで、ホームセキュリティと見守りカメラを組み合わせ、長期不在でも安心できる体制を作ってください。

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