ホームセキュリティとは?仕組み・費用・必要性をわかりやすく解説【2026年】

「ホームセキュリティって何をするサービスなの?」「導入したいけど費用が高そう」——防犯を真剣に考え始めた30代が最初にぶつかる疑問です。マンションで暮らしていると「オートロックがあるから大丈夫」と感じがちですが、実際のリスクは意外なところに潜んでいます。この記事では、ホームセキュリティの仕組みから主要3社の費用比較、賃貸での導入可否まで、公式情報をもとに整理しました。

ホームセキュリティとは?仕組みの基本

ホームセキュリティとは、住宅に設置したセンサーやカメラが24時間365日監視を続け、異常を検知したときに警備会社が対応するシステムです。「機械警備」とも呼ばれ、警備員が常駐する有人警備とは異なり、センサーと通信回線で自動的に異常を検知・通報します。

基本的な動作の流れ

  1. センサーが異常を検知 — ドア・窓の開閉センサー、赤外線センサー、煙感知器、ガス漏れ検知器などが作動
  2. 警備会社へ自動通報 — 通信回線を経由して24時間対応のコントロールセンターへ信号を送信
  3. 状況確認 — オペレーターが映像や音声で状況を確認。誤作動か本物の異常かを判断
  4. 緊急対処員が出動 — 異常と判断した場合、最寄りのステーションから対処員が現地へ急行
  5. 警察・消防への通報 — 必要に応じて110番・119番を代行依頼

重要なのが「駆けつけ対応」の有無です。センサーが鳴るだけのシステムと、実際に対処員が駆けつけるシステムでは、侵入者への抑止効果が大きく異なります。プランによって駆けつけの有無・速度が変わるため、契約前に必ず確認が必要です。

監視できる脅威の種類

  • 防犯:侵入・不審者の検知(在宅・外出モード切り替え可)
  • 火災:煙感知器・熱感知器による早期検知
  • ガス漏れ:都市ガス・プロパンガスの漏れを検知(オプション含む)
  • 非常通報:体調不良や強盗遭遇時にボタン一押しで通報
  • 救急対応:高齢者の急病などにも対応(オプション)

ホームセキュリティが必要な理由

「自分の家は大丈夫」という感覚は統計が覆します。警察庁の「令和5年の刑法犯に関する統計資料」によると、住宅を対象とした侵入窃盗(空き巣・忍び込みなど)は全国で年間2万件以上発生しています。被害の7割以上が無施錠や鍵の不正解除で、「高いセキュリティを突破された」ケースは少数です。

侵入犯が嫌う条件トップ3

  • 警備会社のステッカー・看板が貼られている家
  • センサーライトが反応する玄関・裏口
  • 近隣との人間関係が密で目撃される可能性が高い場所

ホームセキュリティのステッカーを玄関や窓に貼るだけで「狙われにくくなる」抑止効果が報告されています。セコム・アルソックともに加入者にはステッカーが配布されます。

「賃貸だから被害にあいにくい」は誤解

集合住宅では共有玄関(オートロック)がある分、外部からの侵入は減りますが、住人や宅配業者を装った共連れ侵入、ベランダから隣室経由での侵入など、オートロックを迂回するケースも報告されています。特に1〜3階の住戸は戸建てと同様に注意が必要です。

主なサービスの種類と費用

ホームセキュリティのサービスは大きく「警備会社の機械警備」と「DIY型スマートセキュリティ」に分かれます。ここでは日本国内で利用者の多い主要3社を比較します。

項目 セコム アルソック 関電SOS
月額費用(戸建て・レンタル) 8,470円(税込) 要見積り(オンライン監視付き4,070円〜) 5,940円(税込)
月額費用(マンション・レンタル) 5,500円(税込) 要見積り 5,940円〜(税込)
初期費用(戸建て) 工事費69,960円+保証金20,000円 ゼロスタートプランあり(0円〜) 0円〜(レンタル)
契約期間 当初5年、以降1年更新 要確認 5年、以降1年更新
緊急駆けつけ 標準搭載 標準搭載 標準搭載
火災・ガス監視 火災標準、ガスオプション 対応(プランによる) 火災・ガス標準
対応エリア 全国 全国 主に関西圏

※2026年7月時点の公式情報をもとに作成。詳細は各社公式サイトで確認してください。

セコム

国内最大手で知名度・ステッカーの抑止効果が最も高い。全国約2,500か所のサービスステーションから迅速に駆けつけます。月額・初期費用ともに3社中で最高水準ですが、品質と安心感を重視するなら最有力候補です。

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アルソック

月額990円(税込)からのセルフプランを持ち、コスト重視の家庭に向いています。「ゼロスタートプラン」で初期費用を抑えられるほか、スマートフォンアプリとの連携が充実しています。共働き世帯や頻繁に外出する家庭に適したサービス構成です。

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関電SOS

関西電力グループが提供するサービスで、関西在住者はeo光・関電ガスとのセット契約で割引を受けられる場合があります。月額5,940円(税込)でレンタル初期費用0円から始められます。対応エリアが主に関西圏のため、関東・東北・九州の方には選択肢に入りません。

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3社の詳細比較はセコム vs アルソック比較記事もあわせて参照してください。

賃貸でも導入できる?

「賃貸だから工事できない」と最初から諦めている方は多いですが、実際にはほとんどのケースで導入できます。ただし、工事を伴う設置には管理会社・オーナーへの事前確認が必須です。

賃貸で導入するときの3パターン

① 工事なし・センサー貼り付け型(自由度が高い)

アルソックの「HOME ALSOK ハイブリッド」など、ドアや窓に専用テープで貼り付けるセンサーを使うタイプです。穴を開けず、退去時に原状回復できます。管理会社への許可申請なしで導入できるケースも多く、賃貸住まいには最も向いています。

② 管理会社の許可を得て工事設置

セコムや関電SOSの標準的なプランでは、壁や天井へのセンサー取り付け工事が発生します。管理会社に許可を取り、退去時に原状回復することを前提に契約できます。オーナーによっては「設備投資として歓迎」するケースもあります。

③ マンション管理組合との一括契約

分譲マンションや一部の賃貸マンションでは、建物全体でホームセキュリティと契約しているケースがあります。この場合、管理費に含まれる形で既にサービスが使えていることがあります。入居前に管理組合・管理会社に確認する価値があります。

賃貸で確認すべきポイント

  • センサーの貼り付け・取り外し方法(粘着テープか工事か)
  • 通信回線の引き込みが必要かどうか
  • 退去時の原状回復の範囲
  • 契約期間と転居時の解約・移設条件

セコムとアルソックはいずれも転居時の機器移設サービスを提供しています。転居が多い30代には、移設実績のある会社を選ぶと長期コストが下がります。

ホームセキュリティの選び方まとめ

防犯を考え始めたばかりの方向けに、選び方の基準を整理します。

① まずエリアを確認する

関電SOSは関西圏限定のため、関東・東北・九州などに住んでいる場合は最初から選択肢に入りません。全国対応のセコム・アルソックを比較してください。

② 予算帯で候補を絞る

月額1,000円以下から始めたいならアルソックのセルフプラン。月額5,000〜6,000円で本格的な24時間監視を望むなら関電SOS(関西のみ)またはアルソックのオンライン監視プラン。費用を問わず信頼性最優先ならセコムという整理になります。

③ 賃貸か戸建てかで工事範囲を確認する

賃貸住まいなら、工事不要の貼り付け型センサーに対応しているプランを優先します。アルソックのセルフプランや工事不要対応プランから始めるのが現実的です。

④ 駆けつけ対応が必要かどうかを決める

一人暮らしや高齢者のいる家庭では、センサーが鳴っても自分で対処できないケースを想定し、緊急対処員の駆けつけが標準のプランを選ぶと安心です。

⑤ 無料見積りで実際の費用を確認する

センサーの設置数・部屋数・オプションによって最終的な費用は大きく変わります。各社とも無料で見積りを提供しているため、複数社に依頼して比較する手順が確実です。

こんな人に おすすめ
全国どこでも使いたい・信頼度重視 セコム
賃貸・初期費用を抑えて始めたい アルソック(ゼロスタート / 貼り付け型)
関西在住・電力ガスとまとめたい 関電SOS

月額990円から始められるプランが存在する現在、「高くて無理」という壁は下がっています。まずは複数社の無料見積りを取り、自分の住まいに必要なセンサー数と費用感を把握するところから始めてください。

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