マンションから戸建てに引っ越すと、窓・勝手口・庭という「侵入口の数」がそれまでより一気に増えます。オートロックも共用部の管理人もない環境で、何から手をつければいいのか迷う人は多いはずです。この記事では戸建て向けホームセキュリティの主要3社(セコム・ALSOK・関電SOS)を料金・契約条件・対応エリアで比較し、自分の家に合う選び方を整理します。

戸建てはマンションより侵入口が多い

マンションはオートロックと共用部の人目という2つの防犯レイヤーがありますが、戸建てにはどちらもありません。掃き出し窓・腰高窓・勝手口・浴室の小窓まで含めると、一般的な戸建ては1階だけで5〜8カ所の開口部を持ちます。庭や駐車スペースが道路や隣家の死角になりやすい点も、マンションの高層階と大きく違うところです。

警察庁の犯罪統計でも、住宅への侵入手口は「無施錠箇所からの侵入」と「ガラス破り」の合計で7割前後を占めるとされています。玄関の鍵をかけ忘れた、窓を数センチ開けたまま外出した、という日常のすき間が最も狙われやすいということです。戸建てに越してきたばかりのタイミングは、こうした開口部全体を見直す最初の機会になります。

戸建て向けホームセキュリティ3社 比較一覧表

項目 セコム ALSOK 関電SOS
月額費用(レンタル/税込) 8,470円〜 7,865円〜 5,940円〜(キャンペーン適用時3,850円〜)
初期費用(レンタル) 工事料69,960円+保証金20,000円 工事費47,850円 0円(既存住宅)
契約期間 当初5年、以降1年更新 5年、以降1年ごとの自動更新 5年、以降1年更新
駆けつけ対応 ✅ ✅ ✅
対応エリア ほぼ全国(離島・山間部除く) 全国 大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀のみ

※価格・条件は2026年9月時点の情報です。キャンペーン内容は変動するため、契約前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

セコムの特徴・詳細

料金・費用

セコムの戸建て向けプランはレンタルと買い取りの2種類です。レンタルは月額7,700円(税込8,470円)、初期費用は工事料63,600円(税込69,960円)に加えて保証金20,000円が必要で、この保証金は契約満了時に返却されます。買い取りは月額4,900円(税込5,390円)で、初期費用はシステム料金476,000円(税込523,600円、工事料込み)です。契約期間は当初5年間、以降は1年ごとの自動更新になります。

サービス内容・特徴

セコムは全国に自社のコントロールセンターと緊急対処員を持ち、異常発生時の駆けつけ体制が最も広域にわたる警備会社です。対応エリアは離島や一部山間部を除いてほぼ日本全国で、戸建てへの引っ越し先が地方でも利用しやすい点が強みです。

メリット・デメリット

メリットは全国対応の駆けつけ網と、長年の実績に基づくセンサー・機器のラインナップの多さです。デメリットは初期費用の保証金と月額のどちらも3社の中でやや高めなことで、コストを抑えたい人には買い取りプランの検討が必要になります。

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ALSOKの特徴・詳細

料金・費用

ALSOKの戸建て向け「HOME ALSOK Connect」にはお買い上げ・レンタル・ゼロスタートの3プランがあります。お買い上げプランは月額4,070円、初期費用は工事費47,850円と機器費224,400円の合計272,250円です。レンタルプランは月額7,865円で初期費用は工事費47,850円のみ、ゼロスタートプランは月額8,668円で初期費用0円から始められます。契約期間は5年契約で、以降は1年ごとに自動更新されます。

サービス内容・特徴

ALSOKは全国に拠点を持ち、都市部から地方まで幅の広い駆けつけ体制を敷いています。初期費用0円のゼロスタートプランがあるため、引っ越し直後でまとまった初期投資を避けたい家庭にも選びやすい構成です。

メリット・デメリット

メリットは3プラン制で予算に応じた初期費用の調整がしやすいことです。デメリットはゼロスタートプランの月額が3社の中で最も高くなる点で、長期居住を前提にするなら買い取りやレンタルとの総額比較が欠かせません。

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関電SOSの特徴・詳細

料金・費用

関電SOSの一戸建て向けプランはレンタルと買取の2種類です。レンタルプランは通常月額5,940円、2026年9月30日までのキャンペーン適用時は最大24カ月間3,850円になり、初期費用は既存住宅なら0円です(新築の場合は44,000円)。買取プランは通常月額3,190円、キャンペーン適用時は最大24カ月間1,980円で、初期費用は247,500円(キャンペーン価格225,500円)です。契約期間はレンタルが5年、買取は1年で、いずれも以降は1年ごとの自動更新になります。

サービス内容・特徴

関電SOSは関西電力グループのオプテージが提供するサービスで、対応エリアは大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県の関西5府県に限られます。エリア内であれば、eo光とのセット割で月額からさらに割引を受けられる点が特徴です。

メリット・デメリット

メリットは3社の中で月額・初期費用ともに最も抑えやすいことと、既存住宅なら初期費用0円で始められることです。デメリットは対応エリアが関西5府県に限定されるため、それ以外の地域に戸建てを構えた場合はそもそも契約できないことです。

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戸建てホームセキュリティの選び方

対応エリアを最初に確認する

比較検討を始める前に、まず自宅の住所が対応エリア内かどうかを確認します。関電SOSのように対応エリアが関西5府県に限られる会社もあるため、月額の安さだけで候補を絞ると後で契約できないケースがあります。

窓・掃き出し窓の数に見合ったセンサー構成か

マンション向けの標準プランをそのまま戸建てに当てはめると、センサーの数が足りないことがあります。1階の窓・勝手口すべてに開閉センサーを設置できるか、庭に人感センサーを追加できるかを見積もり段階で確認します。

レンタルと買い取り、どちらが向くか

レンタルは初期費用を抑えられる一方、月額が高めに設定されています。買い取りは初期費用が大きい代わりに月額が下がるため、5年・10年と長く住む予定なら買い取り、転勤などで数年以内に引っ越す可能性があるならレンタル、という基準で選ぶと総支払額のミスマッチを避けられます。

ペットがいる家庭は誤報対策を確認する

犬や猫を室内で飼っている場合、人感センサーが反応して誤報につながることがあります。契約前に「ペット対応センサー」への変更や感度調整ができるかを警備会社に確認しておくと安心です。

すぐに導入せず、まずは自分でできる範囲の対策から始めたい場合は戸建ての防犯対策チェックリストで侵入口の弱点を洗い出す方法も参考になります。セコムとALSOKの2社をさらに詳しく比較したい場合はセコム vs ALSOK比較記事も合わせて確認してください。

よくある質問

マンション時代の防犯カメラだけでは足りませんか

玄関前を映すカメラ1台だけでは、庭や勝手口、掃き出し窓側からの侵入を検知できません。戸建てでは開口部ごとにセンサーを分散させる設計が前提になるため、カメラ単体の運用から警備会社のシステムに切り替える家庭が多いのが実情です。

引っ越し当日からすぐに利用を始められますか

申し込みから設置工事まで、繁忙期は2〜3週間ほど待つケースがあります。入居予定日が決まった時点で早めに見積もりを依頼しておくと、空白期間なく切り替えやすくなります。

賃貸の戸建てでも契約できますか

賃貸でも契約自体は可能ですが、壁への穴あけを伴う工事は貸主の許可が必要です。工事不要のセンサー設置プランがあるかどうかを、契約前に各社へ確認してください。

まとめ:こんな人におすすめ

全国どこでも対応する実績重視の駆けつけ体制を求めるなら、セコムが候補になります。初期費用を段階的に選びたい、ゼロ円から始めたい場合はALSOKの3プラン制が向いています。大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀のいずれかに戸建てがあり、月額・初期費用ともに抑えたい場合は関電SOSが最も導入しやすい選択肢です。まずは自宅の住所が対応エリア内かを確認したうえで、上の比較表を目安に2〜3社の見積もりを取り、窓や勝手口の数に見合ったセンサー構成になっているかを確認してから契約を決めてください。

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