「防犯カメラを付けたいけれど、屋内用と屋外用の違いも、画素数やクラウド保存の仕組みもよく分からない」——家庭用防犯カメラを初めて検討する人からよく聞く悩みです。家電量販店やECサイトには数百種類の製品が並び、価格も3,000円台から2万円近くまで幅があります。この記事では、設置場所・解像度・保存方式など選ぶときに確認すべきポイントを整理したうえで、タイプの異なる3機種を具体的な料金と一緒に紹介します。
家庭用防犯カメラ タイプ別比較表
まずは代表的な3タイプの家庭用防犯カメラを比較します。価格は2026年9月時点のメーカー公式サイト・主要ECサイトの掲載情報です。
| 項目 | ATOM Cam 2 | SwitchBot 屋外カメラ3MP | TP-Link Tapo C210 |
|---|---|---|---|
| 本体価格(税込) | 5,280円 | 12,980円 | 3,893円〜(セール価格) |
| 設置場所 | 屋内向け | 屋外対応(防水) | 屋内向け |
| 解像度 | 1080P(約200万画素) | 300万画素 | 300万画素 |
| 電源方式 | 有線(USB給電) | バッテリー内蔵(10,000mAh) | 有線(USB給電) |
| 本体での録画保存 | microSD(8〜32GB、FAT32) | 本体保存なし(クラウドが基本) | microSD(最大256GB) |
| クラウド保存の月額目安 | 660円〜(モーション検知録画) | 498円〜(スタンダードプラン) | 要確認(Tapo Care、有料) |
| 首振り(パンチルト) | ❌ | ❌(スポットライト型) | ✅ |
※TP-Link Tapo C210の価格は、TP-Link公式直販ストア(jp.store.tapo.com)で2026年9月29日時点に確認したセール価格3,893円(税込、通常価格4,580円)です。セール価格は時期によって変動するため、購入時に公式サイトで最新価格を確認してください。
家庭用防犯カメラの選び方6つのポイント
1. 設置場所(屋内・屋外)で選ぶ
玄関先やベランダなど雨風にさらされる場所には、防水規格を備えた屋外対応タイプを選びます。屋内向けカメラを無理に屋外へ設置すると、結露や浸水で故障する原因になります。リビングや子ども部屋の見守りが目的なら屋内タイプで十分です。玄関まわりの防犯対策全般は玄関の防犯対策おすすめ完全ガイド、屋外設置に特化した選び方は防犯カメラ おすすめ 屋外用10選で詳しく解説しています。
2. 解像度・画素数で選ぶ
顔や車のナンバーまで判別したい場合は200万画素(1080P)以上を目安にします。数字が大きいほど鮮明になる一方、クラウド保存やSDカードの容量を圧迫しやすくなる点も踏まえて選ぶ必要があります。画素数と用途の対応関係は防犯カメラの画素数はどれくらい必要?数字の意味と選び方で数値ごとに整理しています。
3. 夜間撮影(暗視性能)で選ぶ
赤外線タイプは暗闇でも白黒で撮影できますが、色や服装の判別はできません。カラーナイトビジョン対応の機種なら、外灯やスポットライトと組み合わせることで夜間でもカラー映像を記録できます。人の顔や服の色まで記録したい玄関・駐車場の見守りには、カラーナイトビジョン対応機種が向いています。
4. 電源方式(有線・バッテリー・ソーラー)で選ぶ
有線(USB給電)タイプはコンセントに近い場所なら電池切れの心配がなく安定して使えます。屋外でコンセントを確保しにくい場所には、内蔵バッテリー式やソーラーパネル併用タイプが選択肢になります。ただしバッテリー式は数週間〜数か月に一度の充電が必要になるため、定期的な充電作業を許容できるかを事前に確認しておきます。
5. 映像の保存方法(SDカード・クラウド)で選ぶ
microSDカード保存は月額費用がかからない一方、カメラ本体が盗難・破壊された場合に映像ごと失われるリスクがあります。クラウド保存は月額数百円程度かかりますが、本体が壊れても映像は手元のスマホから確認できます。証拠能力を重視するなら、SDカードとクラウドの併用、もしくはクラウド保存を優先する構成をおすすめします。
6. スマホ連携・通知機能で選ぶ
人感センサーと連動してスマホに通知が届くタイプなら、外出先でも異常にすぐ気付けます。双方向音声通話に対応していれば、来訪者に「今出られません」と声をかけたり、離れて暮らす家族の様子を確認したりする使い方もできます。見守り目的での選び方は見守りカメラの選び方完全ガイドにまとめています。
おすすめ3機種の特徴・料金
ATOM Cam 2(屋内向け・コスト重視)
本体価格5,280円(税込)で、1080P・カラーナイトビジョンに対応した屋内向けカメラです。microSDカード(8〜32GB、FAT32)にローカル保存できるため、月額費用をかけずに運用できます。動体検知の録画をクラウドにも残したい場合は、月額660円(税込)のモーション検知録画無制限プラン、または月額990円〜のソラカメ常時録画プランを追加できます。
メリット:本体価格が安い/SDカード保存なら月額0円で使える/設定がシンプル。
デメリット:防水非対応のため屋外には設置できない/首振り機能がない。
SwitchBot 屋外カメラ3MP(屋外向け・工事不要)
本体価格12,980円(税込)。300万画素・10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵し、コンセントのない軒下やベランダにも工事なしで設置できます。映像はクラウドストレージが基本で、スタンダードプラン(カメラ1台分)は月額498円(税込)から、年額プランなら4,980円(税込)です。契約前に14日間の無料トライアルが利用できます。
メリット:バッテリー式で電源工事が不要/防水仕様で屋外に設置できる/スマート家電シリーズと連携しやすい。
デメリット:本体価格が3機種の中で最も高い/クラウド保存が前提でSDカード単体運用には向かない/数週間〜1か月ごとの充電が必要。
TP-Link Tapo C210(屋内向け・首振りタイプ)
TP-Link公式直販ストア(jp.store.tapo.com)で2026年9月29日時点、セール価格3,893円(税込、通常価格4,580円)です。300万画素で、パンチルト(首振り)に対応しているため1台で部屋全体をカバーしやすいのが特徴です。microSDカードは最大256GBまで対応し、有料のTapo Careに加入するとクラウドにも30日間保存できます。
メリット:3機種の中で本体価格が最も手頃/首振り機能で1台の設置で広い範囲をカバーできる/大容量SDカードに対応。
デメリット:屋外設置には向かない/クラウド保存の料金プランは公式サイトで個別に確認が必要。
設置場所別のおすすめの選び方
賃貸物件では壁への穴あけ工事が難しいケースが多いため、両面テープや置き型で設置できる機種を優先します。賃貸での設置条件は賃貸 防犯カメラ 設置の注意点で確認できます。玄関先やベランダなど屋外に設置する場合、近隣の視線が映り込む角度になっていないか、事前にトラブル防止の観点も確認しておくと安心です。詳しくは防犯カメラを付けたいけど近所の目が気になる人へで解説しています。
また、Wi-Fi接続タイプの防犯カメラは外部からの不正アクセス対策も欠かせません。初期設定でのパスワード変更やファームウェア更新の重要性は防犯カメラは乗っ取られる?ハッキング対策と安全な選び方にまとめています。
よくある質問
Q. 防犯カメラだけで空き巣対策は十分ですか?
録画・通知はできますが、侵入そのものを防ぐ効果は補助的なものです。窓の補助錠や人感センサーライトと組み合わせる、あるいは異常時に警備員が駆けつける仕組みが欲しい場合はホームセキュリティも選択肢になります。防犯カメラとホームセキュリティの違いはホームセキュリティと防犯カメラはどっち?選び方の完全ガイドで比較しています。
Q. クラウド保存とSDカード保存、どちらを選べばいいですか?
月額費用をかけたくない場合はSDカード保存、カメラ本体が壊れたり盗まれたりしても映像を残したい場合はクラウド保存を選びます。両方に対応した機種であれば、まずSDカードのみで運用し、必要に応じてクラウドプランを追加する形でも問題ありません。
Q. 設置は自分でできますか?
今回紹介した3機種はいずれも電源とWi-Fi接続だけで使い始められる設計で、壁への穴あけ工事は不要です。ただし屋外に設置する場合は、設置場所の防水性や配線の取り回しを事前に確認してください。
まとめ:こんな人におすすめ
室内の見守りをできるだけ安く始めたい人はATOM Cam 2、コンセントのない屋外に工事なしで設置したい人はSwitchBot屋外カメラ3MP、1台で部屋全体をカバーしたい人はパンチルト対応のTapo C210が候補になります。用途と設置場所を先に決めてから、解像度・保存方式・電源方式の順に絞り込むと、店頭やECサイトで選ぶときに迷いにくくなります。




