年末年始やお盆に実家へ帰省すると、家を数日〜1週間ほど空けることになります。「せっかくの休みなのに、留守中の空き巣が心配で楽しめない」という人は少なくありません。警察庁の「令和7年の犯罪情勢」(2026年2月公表)によると、2025年(令和7年)の住宅を対象とした侵入窃盗は17,152件(前年比7.2%増)にのぼり、長期休暇で家を空ける機会が増える年末年始・お盆は特に注意が必要な時期です。この記事では、出発前に無料でできる対策から、数日〜1週間の帰省に向いた留守番サービス、工事不要で揃えられる防犯グッズまで、帰省前の防犯対策を一通りまとめました。

年末年始・お盆に空き巣が増える理由

空き巣が家を選ぶ基準は「侵入しやすい」「人目につきにくい」「留守だと判断しやすい」の3つだとされています。年末年始やお盆は、多くの家庭が同じタイミングで帰省・旅行に出るため、近隣全体で留守の家が増え、犯人にとって「留守の家を探す手間」が減る時期です。さらに休暇期間は数日〜1週間と比較的長く、郵便物やチラシが郵便受けにたまりやすいこと、ゴミが数日間出されないことなど、留守のサインが蓄積しやすい点もリスクを高めます。

出発前にできる空き巣対策チェックリスト

まずはお金をかけずに今日から始められる対策です。帰省の前日までに次の項目を確認してください。

郵便物・新聞を止める

郵便局の「郵便物等保管サービス」を使うと、最長30日間郵便物を配達せず郵便局で保管してもらえます。新聞を取っている場合は販売店に連絡して配達を一時停止しましょう。宅配便を帰省期間中に注文している場合は、置き配ではなく帰宅後の日時指定に変更するか、コンビニ受け取りに切り替えるのが安全です。郵便受けに物がたまった状態は、空き巣にとって「長期不在」のわかりやすい目印になります。

照明・テレビのタイマー活用

一晩中同じ照明をつけたままにすると「毎日同じ状態が続くこと自体が不自然」で、逆に留守を見抜かれる原因になります。タイマー式のコンセントやスマートプラグを使い、日によって点灯・消灯の時間を少しずらすのが効果的です。テレビやラジオも同様にタイマーで短時間作動させると、音による在宅の演出になります。照明と防犯対策の関係は 電気をつけているだけでは不十分?空き巣に効く防犯ライト・タイマーの使い方 でも詳しく解説しています。

SNSへの投稿は帰宅後にまとめて

「今から3泊4日」「家族全員で帰省中」といったリアルタイムの投稿は、自宅が留守であることを自ら公表しているのと同じです。位置情報付きの投稿や、旅行先からのライブ配信は避け、写真や感想は帰宅してからまとめて投稿しましょう。詳しい注意点は 旅行中のSNS投稿は空き巣を招く?リアルタイム投稿の危険性と対策 にまとめています。

施錠・補助錠・窓の防犯

玄関だけでなく、トイレ・浴室・2階の窓まで含めて施錠を忘れていないか確認してください。補助錠やツーロック、防犯フィルムを窓に追加しておくと、侵入にかかる時間を延ばせます。侵入に5分以上かかると犯行をあきらめる傾向があるため、窓際にセンサーライトや防犯用の砂利を敷くのも、音と光で威圧する手段として有効です。

近隣や自治会への一声

親しいご近所や自治会に帰省日程を伝えておくと、郵便受けの状況や不審な人の出入りに気付いてもらいやすくなります。実家が空き家状態になる期間が長い場合は、次章で紹介する留守番サービスの利用も検討してください。

数日〜1週間の帰省で頼れる「留守番サービス」比較

自分でできる対策に加えて、警備会社の見守りサービスを組み合わせると安心度が上がります。年末年始・お盆のような数日〜1週間の帰省では、サービスの契約期間や料金体系によって向き・不向きが分かれるため、契約前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。

選択肢 内容 料金目安(税込) こんな人向け
自分での対策 郵便物停止・照明タイマー・補助錠など 0円〜数千円の防犯グッズ代 数日〜1週間の帰省で、まずコストをかけずに対策したい人
セコム あんしんサポート(見回り) スタッフが留守宅を訪問し、郵便物回収・家の外周の見回り 1回3,300円・1時間まで 帰省中に1〜2回だけ様子を見てほしい人
ALSOK るすたくサービス 月1回の巡回で屋外の異常確認・郵便物の整理 月額7,700円〜・初期費用0円(1年契約) 実家や空き家をこれから数週間〜長期で空ける人
ホームセキュリティ本体(セコム/ALSOK) センサーが異常を感知し、警備員が駆けつけ。24時間対応 月額5,000円台〜(プラン・契約形態により変動) 毎年の帰省や出張で同じ不安を繰り返している人

※2026年10月時点の情報です。料金・サービス内容は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。

セコム あんしんサポートの特徴

セコムの「あんしんサポート」は、スタッフが留守宅を訪問してポスト投函物を回収したり、家の外を見回ったりするサービスです。見回り・ポスト投函物回収はいずれも1回3,300円(税込)・1時間までで、単発利用がしやすい料金設定になっています。受付時間は9時〜18時で、日曜・祝日・年末年始は休止となるため、年末年始に利用したい場合は休止期間と自分の帰省日程が重ならないか、事前に電話で確認しておく必要があります。長期不在向けの月額基本サービス(月1回の通気・通水・ポスト投函物の宅内保管、月額10,450円)もあり、帰省が数週間に及ぶ場合はこちらが選択肢になります。なお、セコム公式サイトでは「マンションにお住いの場合、セキュリティシステムによってはご提供できないことがあります」「地域によってはご提供できない場合があります」と明記されており、全国どこでも利用できるわけではありません。利用を検討する場合は、事前に自宅が対応エリア・対応物件かどうかをセコムに確認してください。

ALSOK るすたくサービスの特徴

ALSOKの「るすたくサービス」は、月1回の巡回で玄関・勝手口・ガレージなど屋外最大10カ所の異常(破損・盗難・ゴミの放置など)を確認し、結果をメールで報告してくれるサービスです。基本料金は月額7,700円、初期費用は0円ですが、1年契約・以降1年単位の自動更新となっているため、年末年始やお盆の数日間だけ利用したい人には契約期間の面で不向きです。実家が空き家になる期間が長い、または定期的に長期不在になる家庭向けのサービスと考えてください。

毎年同じ不安があるなら「ホームセキュリティ」本体の導入も検討

帰省のたびに「今年も家を空けるのが心配」と感じるなら、見回りサービスより先にホームセキュリティ本体の導入を検討する価値があります。センサーが異常を感知した時点で警備員が駆けつけるため、帰省中かどうかに関わらず24時間家を守ってもらえます。各社の料金プランや駆けつけ対応の違いは セコム vs アルソック比較【2026年最新】料金・サービス内容を徹底比較 で詳しく比較しています。

セコムの公式サイトで料金・プランを見る →

アルソックの公式サイトで料金・プランを見る →

各社の評判や料金の詳細は セコム・ホームセキュリティの評判・口コミ・料金を徹底解説、ALSOKホームセキュリティの評判・口コミ・料金を徹底解説 も参考にしてください。

工事不要・レンタル不要!Amazonで揃えられる留守対策グッズ

警備会社のサービスを使わない場合でも、Amazonで購入できる防犯グッズを組み合わせるだけで留守中のリスクはかなり下げられます。

  • センサーライト:人の動きを検知して点灯し、侵入者をけん制します。玄関・窓際・裏手など死角になりやすい場所に設置するのが効果的です。Amazonでセンサーライトを見る
  • タイマー付きコンセント・スマートプラグ:照明やテレビを自動でオン・オフし、在宅を装えます。スマートフォンから遠隔で操作できるタイプなら、帰省先からでも時間をずらして操作できます。Amazonでスマートプラグを見る
  • 窓用補助錠・防犯フィルム:既存の鍵に後付けできるタイプなら工事不要で、侵入にかかる時間を延ばせます。Amazonで窓用補助錠を見る
  • 見守りカメラ(ネットワークカメラ):外出先からスマートフォンで自宅の様子を確認できます。動体検知で通知が来るタイプなら、郵便受けや玄関先の異変にも気付きやすくなります。Amazonで見守りカメラを見る
  • 防犯砂利:歩くと大きな音が出るため、窓の下や裏庭に敷いておくと侵入者へのけん制になります。Amazonで防犯砂利を見る

これらのグッズは工事やレンタル契約が不要で、数千円程度から今日注文して帰省前に到着させることもできます。郵便物対策・SNS対策とあわせて使うことで、見回りサービスやホームセキュリティに頼らなくても留守中のリスクを大きく減らせます。

まとめ:帰省前の防犯対策はこれだけ押さえればOK

年末年始・お盆のように数日〜1週間家を空ける場合は、まず郵便物の停止・照明タイマー・SNS投稿の自衛という無料でできる対策から始めましょう。それだけで足りないと感じる場合は、セコムの「あんしんサポート」のような単発の見回りサービス、長期不在が続く実家には「るすたくサービス」のような月額の巡回サービスを組み合わせます。そして、毎年同じ不安を繰り返しているなら、見回りサービスではなく24時間対応のホームセキュリティ本体の導入を検討する段階に来ているとも言えます。まずは気になる会社の公式サイトで、自宅の広さ・予算に合うプランを確認してみてください。

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