
「親の家にWiFiがない。でも見守りカメラを設置したい」
離れて暮らす高齢の親を心配する子世代から、こうした相談が増えています。
確かに多くの見守りカメラはスマートフォンと連携してリアルタイムで映像を確認できますが、その多くはWiFi環境が必要です。「親の家はネット回線を引いていない」「高齢の親にWiFiの設定は難しい」という状況では、通常の見守りカメラは使えません。
ただし、WiFi不要で使える見守りカメラは実際に存在します。ただ、正しく理解しておかないと「買ったけど使えなかった」という失敗につながります。
この記事では、WiFi不要の見守りカメラの仕組みをわかりやすく整理した上で、高齢者の状況に合ったおすすめ製品を紹介します。
この記事でわかること
- 「WiFi不要」の見守りカメラには2つの種類がある
- 離れて暮らす親の見守りに使えるSIM内蔵型の製品
- 同居・近距離の見守りに使えるローカル無線型の製品
- 失敗しない選び方の3つのポイント
まず知っておくべき大前提:「WiFi不要」には2種類ある
見守りカメラを探すとき、「WiFi不要」という言葉に2つの異なる意味があることを理解しておくことが重要です。
ここを混同すると、「購入したけど遠くからは使えなかった」という失敗が起きます。
タイプA:SIM内蔵型(遠距離でも使える)
SIMカードが本体に内蔵されており、スマートフォンと同じように携帯電話の電波(4G/LTE)を使って通信します。
WiFiは不要ですが、携帯電話の電波が届く環境であれば、どこからでもリアルタイムで映像を確認できます。離れて暮らす子供がスマートフォンで親の様子を確認するのに向いています。
月額の通信費がかかる製品が多いですが、「コンセントに挿すだけで設置完了」という手軽さが最大の魅力です。
タイプB:ローカル無線型(近距離のみ)
WiFiもSIMも使わず、親機(モニター)と子機(カメラ)が独自の無線通信でつながるタイプです。
通信範囲は50m程度が上限のため、同居している場合や、すぐ近くに住んでいる場合にしか使えません。離れた場所からスマートフォンで確認することはできません。
ただし月額費用が一切かからず、電波さえ届けば完全にインターネット不要で動作します。
この2つのタイプをしっかり区別した上で、自分の状況に合ったものを選ぶことが大切です。
離れて暮らす親の見守りに:SIM内蔵型おすすめ2選
みまもりCUBE
「みまもりCUBE」はSIMカードが本体に内蔵されており、親の家のコンセントに挿すだけで設置が完了します。
WiFiの設定も、難しい操作も一切不要。子世代のスマートフォンに専用アプリを入れるだけで、離れた場所からでもリアルタイムで映像を確認できます。
映像に動きがあったときや、逆に一定時間動きがなかったときに画像付きでメール通知が届く「不在検知機能」は、一人暮らしの高齢者の異変を早期に発見するのに役立ちます。
月額料金は5,940円(税込)。初期費用は3,850円(税込)。高齢者の見守りに特化して設計されており、介護施設や福祉用具のレンタル業者でも取り扱いがあります。
みまもりCUBEをおすすめする人
- 離れて暮らす一人暮らしの親を見守りたい
- 親の家にWiFi環境がなく、設定も任せられない
- コンセントに挿すだけで設置を完了させたい
- 動きの検知と不在通知の両方がほしい
ユーコとヨーコ
「ユーコとヨーコ」はSIM付きのWiFiルーターがカメラとセットで届くサービスです。
カメラ本体はWiFiで通信しますが、そのWiFiルーターにSIMが内蔵されているため、親の家に既存のネット環境は不要です。ルーターとカメラをコンセントに挿せば設置完了です。
最大の特徴は双方向の音声通話機能。カメラを通じて親と会話ができるため、映像で様子を確認するだけでなく、声がけや安否確認にも使えます。赤外線センサーで夜間の暗い場所でも映像を確認できます。
ユーコとヨーコをおすすめする人
- 映像を見るだけでなく、カメラ越しに親と会話したい
- 夜間や早朝の様子も確認したい
- 設置をできるだけシンプルに済ませたい
同居・近距離の見守りに:ローカル無線型おすすめ1選
ケアモニ
「ケアモニ」はWiFiもSIMも一切使わない、完全なネット環境不要の見守りカメラです。
親機(モニター)と子機(カメラ)が独自の無線通信でつながり、最大50mの距離で映像を映し出します。同じ家の別の部屋や、隣接した建物の見守りに向いています。
温度センサーを内蔵しており、室温が危険な水準になったときに通知する機能が介護での活用に適しています。ナイトビジョン対応で夜間の映像確認も可能です。
買取型のみで、月額費用はかかりません。定価は親機・子機セットで33,000円(税込)。試用キャンペーン(30日間3,190円)が実施されている場合もあります。
重要な注意点:ケアモニは同居または近距離専用です。離れた場所からスマートフォンで確認することはできません。
ケアモニをおすすめする人
- 同居している親や、すぐ近くに住む親を見守りたい
- 月額費用を一切かけたくない
- インターネット環境が自宅に一切なく、SIM通信も使いたくない
失敗しない選び方3つのポイント
ポイント1:「離れて暮らしているか」で種類を選ぶ
最も重要な判断基準です。
離れて暮らしている → SIM内蔵型(みまもりCUBE・ユーコとヨーコ)
同居または近距離に住んでいる → ローカル無線型(ケアモニ)でもOK
この選択を間違えると使い物にならないので、まずここを確認しましょう。
ポイント2:月額費用が発生するかを確認する
SIM内蔵型は月額通信費がかかります。みまもりCUBEは月額5,940円。長期利用を前提にするなら、年間コストで比較することをおすすめします。
ケアモニのような買取型は月額ゼロですが、初期費用が33,000円かかります。2〜3年以上使い続けるなら買取の方がトータルコストを抑えられます。
ポイント3:設置の簡単さを確認する
高齢の親がいる家への設置は、できるだけシンプルであることが重要です。
「コンセントに挿すだけ」という製品を優先して選ぶと、設置時のトラブルを防げます。設定や操作が複雑な製品は、後々サポートの手間がかかることを念頭に置いておきましょう。
まとめ
WiFi不要の見守りカメラは大きく2種類あります。
離れて暮らす親を見守るなら、SIM内蔵で遠距離からでも使える「みまもりCUBE」や「ユーコとヨーコ」が向いています。同居または近距離なら、月額費用ゼロの「ケアモニ」も選択肢に入ります。
「親の家にWiFiがないから諦めていた」という方でも、SIM内蔵型であれば今すぐ見守りをスタートできます。まずは自分の状況(距離・予算・必要な機能)を整理した上で、最適な製品を選んでください。
※料金・サービス内容は2026年5月時点の情報です。最新情報は各製品の公式サイトでご確認ください。

