マンション住まいならどのホームセキュリティがいい?選び方と比較ポイント【2026年】

「マンションにもホームセキュリティって入れられるの?」——購入・入居を機に防犯を考え始めると、真っ先にぶつかるのがこの疑問です。オートロックがあるから大丈夫と思いつつ、いざ調べると「管理規約」「専有部分」「工事の可否」といった聞き慣れない言葉が並び、結局手が止まってしまう人は少なくありません。この記事では、マンションでセコム・アルソック・関電SOSを導入する際の確認事項と、3社の料金・工事内容を比較しました。

マンションで導入する前に確認すべき3つのこと

① 分譲か賃貸かで手続きが変わる

分譲マンションの場合、専有部分(住戸の内側)の工事は原則として区分所有者の裁量で行えますが、管理規約で「修繕・模様替えの事前届出」が義務付けられているケースが多くあります。壁や天井にセンサーを固定するタイプは、この届出の対象になりやすい工事です。賃貸マンションの場合はさらに、貸主(大家・管理会社)の承諾が前提条件になります。原状回復できない工事は断られる可能性があるため、契約前の相談が必須です。

② 「専有部分」と「共用部分」を区別する

ホームセキュリティ各社が設置するのは、玄関扉・窓・バルコニーなど住戸内の専有部分が中心です。エントランスや共用廊下といった共用部分への機器設置は、個人の判断でできません。共用部分に手を加える話ではないと理解しておくと、管理組合への説明もスムーズになります。

③ 個人契約と管理組合一括契約は別物

見落とされがちな点として、アルソックと関電SOSには「個人が1住戸単位で契約するプラン」と「管理組合・オーナーが建物単位で契約するプラン」の2種類が存在します。関電SOSの場合、個人契約できる「ホームセキュリティ」と、管理組合が一括契約する「マンションセキュリティ」は別サービスで、後者は個々の入居者が単独で申し込めるものではありません。自分のマンションが既に建物単位で契約済みかどうかを、契約前に管理会社へ確認しておくと二重契約を避けられます。

マンション向けホームセキュリティ 比較一覧表

項目 セコム アルソック 関電SOS
プラン名 ホームセキュリティ スマートNEO(マンション向け) HOME ALSOK アパート・マンションプラン ホームセキュリティ(マンション向けプラン)
月額費用(レンタル) 5,500円(税込)〜 5,874円(税込)〜(2LDK目安) 5,940円(税込)〜
月額費用(買取) 3,520円(税込)〜 3,300円(税込)〜(2LDK目安) 3,190円(税込)〜
初期費用(レンタル) 工事料53,790円+保証金20,000円 工事費35,519円〜(機器費0円) 0円(既築住宅・標準工事費込み)
初期費用(買取) 207,350円(工事費込み) 工事費35,519円+機器費149,622円〜 247,500円(既築住宅)
契約期間 当初5年、以降1年更新 基本5年(短期プラン相談可) レンタル5年/買取1年
個人(1住戸)契約 可能 可能(アパート・マンションプラン) 可能(ホームセキュリティ/マンションセキュリティは管理組合専用)
工事の要否 あり(ワイヤレス式、約1日) あり(ゼロスタートプランは初期費用0円) あり(無線式センサーで短時間施工)
対応エリア 全国 全国 主に関西2府3県

※2026年8月時点の公式サイト掲載価格をもとに作成。間取り・設置機器数・建物構造により実際の費用は変動します。詳細は各社公式サイトまたは無料見積りで確認してください。

各社のマンション向けプランの特徴

セコム:専有部分中心のワイヤレス施工

セコムのマンション向けプラン「スマートNEO」は最大3区画に分けて警備できる設計です。センサーはワイヤレス式で、配線工事や既存回線の利用は不要。玄関扉・窓・バルコニーに取り付けるため、壁への影響を抑えられます。レンタルの場合、月額5,500円に加えて工事料53,790円と保証金20,000円がかかりますが、保証金は契約満了時に返還されます。全国約2,500カ所の拠点網を持ち、駆けつけの速さで選ぶなら有力候補です。

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アルソック:ゼロスタートプランで初期費用を抑えられる

アルソックの「アパート・マンションプラン」は、2LDKの目安でレンタル月額5,874円・工事費35,519円です。初期費用を抑えたい場合は工事費0円・機器費0円の「ゼロスタートプラン」(月額6,468円、2LDK目安)が選べます。機器を買い取る「お買い上げプラン」は月額3,300円からで、10年間の機器保証が付きます。間取りが広がる3LDKでは工事費・月額とも上がるため、見積り時に自宅の間取りを正確に伝える必要があります。なお「マンションセキュリティ」は管理組合・オーナー向けの建物単位契約で、個人が単独で申し込むアパート・マンションプランとは別サービスです。

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関電SOS:関西圏なら初期費用0円で始められる

関電SOSのマンション向けプランは、レンタル契約なら初期費用0円(既築住宅、標準工事費込み)で月額5,940円から始められます。買取プランは月額3,190円からですが、初期費用247,500円がかかる分、1年契約から選べる点が特徴です。無線式センサーを採用しており、配線工事の時間を短縮できます。対応エリアは主に関西2府3県のため、関東・東海・九州などに住んでいる場合はそもそも選択肢に入りません。前述の通り「マンションセキュリティ」は管理組合が建物単位で契約するサービスで、個人契約とは別枠です。自分のマンションで既に導入済みでないか、管理会社に確認してから申し込んでください。

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マンションでの導入手順・チェックリスト

「管理規約とどう折り合いをつけるか」で迷っている場合、次の順番で進めると手戻りが少なくなります。

  1. 管理規約の該当条項を確認する — 「専有部分の修繕・模様替え」または「工作物の設置」に関する条項に、事前届出や理事会承認の要否が定められています。分譲マンションでは管理規約の原本(購入時に配布される書類一式)を確認してください。
  2. 賃貸の場合は大家・管理会社へ先に相談する — 原状回復できる工事かどうかが判断材料になります。セコム・アルソック・関電SOSはいずれもワイヤレス式または無線式センサーを採用しており、退去時の機器撤去は各社が対応します。
  3. 建物単位の契約が既にないか確認する — アルソック「マンションセキュリティ」や関電SOS「マンションセキュリティ」など、管理組合契約のサービスが導入済みの場合、個人契約と重複する可能性があります。管理会社に確認しておくと無駄な出費を避けられます。
  4. 複数社に無料見積りを依頼する — 間取り・設置場所・希望オプションによって実際の費用は変わります。同条件で2〜3社に見積りを取り、工事内容の説明書類を管理会社や大家に提示すると許可が下りやすくなります。
こんな人に おすすめ
全国どこでも使いたい・駆けつけ拠点数を重視したい セコム
初期費用0円から始めて機器保証も欲しい アルソック(ゼロスタートプラン)
関西在住で初期費用を抑えたい 関電SOS

よくある質問(マンション編)

Q. オートロック付きマンションでも必要ですか?

オートロックはエントランスからの不審者侵入を防ぐ設備ですが、住人に続いて共連れで入られるケースや、ベランダ・隣接する部屋の窓からの侵入までは防げません。特に低層階の住戸は、共用玄関を経由しない侵入経路への備えとして専有部分側のセンサーが役立ちます。

Q. 管理組合の理事会に反対されたらどうすればいいですか?

各社ともワイヤレス式・無線式のセンサーを採用しており、壁の穴あけを伴わない取付方法が用意されています。理事会への説明時には、施工方法・退去や解約時の撤去手順を記載した資料を担当者から取り寄せ、原状回復できる工事であることを具体的に示すと判断材料になります。

Q. 賃貸マンションで引っ越すことになったら機器はどうなりますか?

レンタルプランの場合、機器は各社の所有物のため、解約・退去時は各社が回収します。転居先でも継続して利用したい場合は、移設工事の手配が必要です。セコム・アルソックともに移設サービスを提供しており、対応エリア内であれば同じプランを引き継げます。

Q. 3社とも同時に見積りを取ってもいいですか?

問題ありません。間取り・設置希望箇所を伝えたうえで、月額費用だけでなく初期費用(工事費・保証金・機器費)まで含めた総額で比較すると、実際の負担額が把握しやすくなります。管理会社への説明資料としても、複数社の見積りをそろえておくと話が進めやすくなります。

まとめ:こんな人におすすめ

マンションでのホームセキュリティ導入は、工事そのものより「誰に確認を取るか」で迷いやすいテーマです。分譲なら管理規約の届出条項、賃貸なら大家の承諾、そしてすでに建物単位の契約がないかの3点さえ押さえれば、あとは各社のワイヤレス式センサーが専有部分を中心に施工してくれます。まずは管理規約または賃貸借契約書を確認したうえで、気になる1〜2社に無料見積りを依頼するところから始めてください。

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